お風呂場でピンク色の原因のほとんどは「セラチア」「ロドトルラ」と呼ばれる細菌
お風呂の一部が「ピンクっぽく」なることは、よく見うけられます。ほとんどの場合、雑菌が繁殖してピンク色に見えるのです。
指で触ってみると、ヌメヌメするのが特徴です。
これは「セラチア」と呼ばれる細菌や、「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌が、鮮やかなピンク色に発色するためです。
このピンクのヌメヌメ汚れは、ブラシなどでこすれば簡単に落とすことはできます。
ただしまたしばらくすると、ピンク汚れが発生することがあるので、落とした後に「消毒用エタノール」や「アルコール消毒液」などで殺菌するようにして下さい。
漂白剤をコーキングやタイルに塗ったらピンク色に変色した
「お風呂のコーキング部分やタイルにカビキラーをかけたら、ピンク(薄茶)に変色してしまったんですけど。。。」
お客様から、こんな相談を受けたことがあります。
お風呂場で「ピンク色」と言ったら、先ほどの「セラチア」や「ロドトルラ」を思い浮かべますが、今回は違うようでした。
「漂白剤を塗った」というのが、ポイントです。
ズバリ考えられるのは、「水道水に含まれる鉄分が、漂白剤と反応して酸化されたため」です。
鉄は酸化すると「赤さび」になるので、「赤っぽい」「ピンク色」になるのです。
酸化してしまった場合は、簡単には落ちにくいです。クレンザーでこすり洗いしたり、「衣料用の還元系漂白剤」を使い酸化した鉄分を「還元」するようにしてください。
完全には落ち切れないかもしれませんが、だいぶ薄くなると思います。