給湯器を交換しても追い焚き配管は交換しない
今回、風呂釜洗浄をご依頼いただいた方は、給湯器が故障したので、新品の給湯器に交換されました。
そして交換したあとから、お湯を張ったり、追い焚きすると汚れが浴槽に浮かぶようになったそうです。
それまでは、汚れが出なかったそうです。
「新品に交換したのに、なぜ汚れが出るの?」と思われるかもしれません。
しかし、給湯器交換直後に汚れが出ることは、よくあるのです。
まず原因を言ってしまうと、『給湯器は交換しても、追い焚き配管は交換してない』からです。
給湯器を交換する際に、ついでに追い焚き配管も交換してしまえば、一番いいのかもしれません。
でも追い焚き配管も給湯器と同時に交換することは、少ないと思われます。
それは大がかりな工事になり、工期が1週間もかかったり、費用がかさむことが多いからです。
壁や床を解体しないと、追い焚き配管の交換ができないのです。
なので追い焚き配管の交換はせず、給湯器だけ交換することが多いのです。
給湯器を交換したら、追い焚き配管内の洗浄もしたほうがいい
給湯器を外すと、追い焚き配管内にたまっているお湯が全て抜けます。
そうなると、いままで配管内にへばりついていたバイオフィルム(雑菌の集合体)が乾燥します。
そして給湯器を新品にしたのちに、お湯をためたり追い焚きをすると、その乾燥したバイオフィルムがはがれ落ちるのです。
なので、『給湯器を交換したら汚れがでるようになった』ということをよく聞きます。
給湯器を交換したら、追い焚き配管洗浄をすることをおすすめします。