なぜエアコン内部にカビが発生するのか?
エアコンの「冷房」「ドライ」運転を使うと、エアコン内部に湿気が溜まります。グラスに冷たい水を入れると、グラスの表面に水滴がつくのと同じ原理です。
エアコン内部(熱交換器)を冷やすことによって、エアコンから冷たい風が出てくるのです。その際エアコン内部に水滴が発生し、湿度が非常に高い状態になっているのです。
これは、エアコンの原理上仕方が無い事です。
湿度を抑えるにはエアコン内部を乾燥させること
カビが大好きなこの湿気を如何にして取除くかが重要なんです。エアコン内部を乾燥させることによってカビが発生しずらい状況にすることが大切です。
では具体的にどのような方法で、エアコン内部を乾燥させたらいいのでしょうか?
エアコンについている防カビ機能を活用しよう!
最近のエアコンには、いろいろな機能が付いていています。すべての機能を活用してっきる方はほとんどいないくらいです。
そのたくさんある機能のうち、「防カビ」機能がついているエアコンがあります。
メーカーによって呼びかたは様々です。
ダイキン:「カビないス」「内部クリーン」
パナソニック:「内部クリーン」「におい除去」
シャープ:「内部洗浄」
三菱電機:「内部クリーン」「内部乾燥」
日立:「内部クリーン」
富士通ゼネラル:「自動内部クリーン」「自動UV内部クリーン」「プラズマパワークリーン」「内部乾燥」
三菱重工:「内部クリーン」
一部のメーカーだけですが、「内部クリーン」という名称が多そうですね。
じゃあ内部クリーンってどんな機能なの?
「 内部クリーン運転 」 は、冷房や除湿 ( ドライ ) 運転の後に、送風や暖房運転を行ないます(約80~120分)。室内機の内部を乾燥させることで、カビやニオイの発生を抑える運転です。
内部クリーン運転とは? | ダイキン工業株式会社より抜粋
ダイキン以外のメーカーでも、送風や暖房の運転時間などの違いはあるようですが、ほぼ同じような機能です。
「内部乾燥」がカビを防ぐキーワードなのです。
あなたのエアコンに「カビ防止機能」があれば、ぜひとも活用をおススメします。
全メーカーを調べたところ内部クリーンでかかる電気代は、機種などによって変わりますが1-3円程度です。平均すれば2円程度ということになります。仮に1日2回内部クリーンを起動した場合、1か月で120円(2円x2回x30日)。
【注意事項】
内部クリーン運転中は、室内の温度や湿度が上昇することがあります。また、一時的にニオイが発生する場合がありますので、お部屋に人がいないときにご使用ください。
でもうちのエアコン、カビ防止機能がついてないんだけど・・・
内部クリーン機能がついているエアコンでは、冷房やドライの運転停止後に自動的に内部クリーン運転が開始されます。(手動で内部クリーン運転を切り替えることも出来ます)
カビ防止機能が付いていないエアコンの場合、「冷房・ドライ運転」使用後に、自分で送風状態にすることです。
少し面倒でも、カビを防止するためです。頑張ってみてください。
っていうか、リモコンに「送風運転」がないんだが・・・
だけど、家のエアコンには「送風機能」がないよ!と言う問合せが何件かありました。→運転方法は冷房で設定温度を室温よりも高め(約3℃)すると送風運転になります。
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