伝統的な掃除道具について考えてみた~箒(ほうき)と雑巾

大掃除の由来は平安時代にさかのぼります。

五穀豊穣をもらたらす年神を迎え入れるため宮中でおこなったすす払いが由来だそうです。

新年に「福」を呼び込むための儀式でした。

この機会に、伝統的な掃除道具である「箒(ほうき)」と「雑巾」を見直してみたいと思います。

箒(ほうき)

ほうきを使うことのメリット

  1. 遅く帰ってきても、掃除機と違って大きな音と出さずに掃除することが出来る
  2. 電気を使わずに掃除が出来る(エコ)
  3. 自然素材で出来ている

箒の種類

座敷帚が現代のような形になったのは、江戸時代でした。

いくつかの種類に分けられます。

東型

関東を中心に広がった箒の種類

蛤(はまぐり)型

手箒型

片手でも扱える小型の箒。よくみると左右非対象になっています。これは、斜めに腰をかがめたときに先端が床に垂直に当たるように角度をつけているのです。

雑巾(ぞうきん)

掃除用の布は、3種類に分けられます。布の種類ではなく、用途によって分類されます。

浄巾

仏壇や床の間など、大切まもの貴重なもの、上部にあるものを拭く布です。汚れたものを拭く布ではありません。磨き上げるための布です。

中巾

障子の桟や柱など上でもない下でもない、中間あたりを拭く布のことです。

雑巾

汚れを拭く布のことです。浄巾、中巾と一緒にしてはいけません。

 

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