みなさん、あなたの部屋選びのポイントはなんですか?
・駅近かどうか
・オートロックなどセキュリティがしっかりしているか
・ちゃんと掃除していてキレイかどうか
・日当たりがいいか
・防音がしっかりしているか
・いま使っている家具や家電が、ちゃんと置けるか
・お風呂に追い焚き機能がついているか
・収納スペースが多くあるか
人によってさまざまだと思います。
今回は掃除屋であるわたくしが、「掃除目線」で部屋選びに際に、必ずチェックしておくべきポイントをまとめてみました。
まず前提として、「部屋がキレイに掃除してある」ことが最低条件です。
やっぱり、キレイな状態で入居したいですよね。
内覧の際に汚れている場所を見つけたら、入居までにちゃんと掃除をしてくれるか確認するようにして下さい。
ただし!
目に見える部分だけでなく、目に見えない部分にも注意を向けてください!
目に見える部分は、見れば汚れているかどうかすぐに分かります。
しかし目に見えない部分の汚れもちゃんと確認しておかないと、入居してから「がっかり」することがあります。
おそうじ専科にも、入居してから「やっぱり〇〇〇が気になるので、掃除してください」と注文される方は少ないのです。
じゃあ、その目に見えない部分について、詳しく説明していきますね。
浴槽の裏側(エプロン内部)
エプロンとは、浴槽の手前についているカバーのことです。
実はこのカバーは、簡単に取り外すことが出来ます。
実際に取り外すと、とてつもなく汚れていることがあります。
というか、汚れていることのほうが多いです。
内覧の際は、実際に外してみて確認するようにして下さい。
エアコン内部
エアコン室内機の表面は、キレイでも中が汚れていることがよくあります。
汚れている状態ですと、かび臭い臭いがしたり、効きが悪くなったりします。
部屋を見学するときは、エアコンの吹き出し口の奥をチェックするようにして下さい。
ホコリやカビが肉眼で見えた場合には、その奥のほうがもっと汚れています。
排水口
キッチン、お風呂、洗面の排水口もチェックしてください。
まずは、カバーを外してみましょう。
カバー自体は、キレイでも奥のほうが汚れていることがあります。
カバーを外すと、こんな感じで防臭椀(真ん中にみえるやつ)が見えます。
防臭椀を左に少し回すと、すぐに外れます。
この防臭椀を外すと、排水管の中が汚れていたり、悪臭がと鼻を衝くことがあります。
このような場合、入居までに「排水管洗浄」をしてくれるのか確認して見てください。
レンジフードの奥のほう
レンジフードのフィルターを外して、中を確認するようにして下さい。
一見キレイに見えても、しばらくするとレンジフードの中から油が垂れてくる場合があります。
追い焚き配管
追い焚き配管とは、浴槽と給湯器をつなでいる配管です。
浴槽のぬるいお湯を吸い上げ、給湯器で温め直して、また浴槽に戻しています。
ようは、お湯を温めながら循環させているのです。
浴槽のお湯は、人皮脂汚れや雑菌で大変汚れています。
お湯を貯めたり追い焚きすると、追い焚き配管内に付着している汚れが浴槽のお湯に混じって出てくるのです。
さすがに追い焚き配管内部の状況を見ることは出来ないので、ちゃんと「追い焚き配管洗浄」しているかどうか確かめてください。
まとめ
入居されてから、見えない部分が気になり、掃除の依頼をする方が少なくはありません。
気持ちよく入居できるように、内覧や契約の時に、必ず確認するようにしましょう。