家電設備で「自動洗浄機能」がついているものも最近では、珍しくもありません。
自動掃除機能では有名なのは、「エアコン」ではないかと思います。
ほとんどの主要エアコンメーカーでは、自動フィルター掃除機能付きの製品を作っています。
エアコンに限らず、そのほかの家電設備でも「自動掃除機能」の製品が出回っています。
そこで今回は、レンジフード(キッチンの換気扇)の自動掃除機能について調べました。
レンジフードのどの部分を自動掃除してくれるのか?
ひとくちに「掃除」といっても、実際にはレンジフードのどの部分を自動に掃除してくれるのでしょうか?
現在販売されている自動掃除機能付きレンジフードはクリナップとパナソニックから出ています。
クリナップからは「洗エールレンジフード」、パナソニックからは「エコナビ搭載洗浄付きフラット型レンジフード」という名称の製品です。
洗エールレンジフード
フィルターはよくみる四角いフィルターでなく、レンジフードファンと一体化されているようです。
自動掃除機能というのは、「フィルター」と「ファン」を掃除してくれるようです。
エコナビ搭載洗浄付きフラット型レンジフード
※動画を見ていて分かりましたが、どちらも同じ製品でした。どうやらともにパナソニックが作っていて、クリナップにOEM供給してようです。
確かに自動的に掃除してくれるのは魅力的だが・・・・
お湯をセットして、ボタンを押すだけで掃除をしてくれる。掃除が面倒に感じる人にとっては、確かに便利な機能だと思います。
ただハウスクリーニングのプロからしてみると、疑問点があります。
自動掃除機能を搭載することにより、パーツが増え構造が複雑になる。ということです。
たしかにフィルターとファンは自動掃除機能によりキレイさを保てるかもしれないが、自動掃除機能のそのものを掃除したりメンテナンスしたりする必要が発生します。
また構造が複雑になることにより、故障リスクが高まります。
さらに故障した際には、構造が複雑なため修理費が高額になります。
自動フィルター掃除機能付きエアコンでも言えることですが、「必ずどこかにしわ寄せが来る」のです。
長い目で見ると、「シンプルイズベスト」という言葉がしっくりきます。