洗剤類を保管しているスチールラックの前を通った時、床に茶色いシミのようなものに気付きました。
誰かが、コーヒーでもこぼしたのかと雑巾で拭いてみたのです。
すると、どうやらコーヒーや紅茶などではないようです。
何だろうと思いながら、視線を上げてみると・・・
なんとスチールラックに、穴が空いていたのです!
この穴の上には、次亜塩素酸ナトリウムの倒れていました。
そしてキャップが十分に締められていないようで、次亜塩素酸ナトリウムがこぼれだしていたのです。
漂白剤の主成分は、次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化作用があります。
金属が酸化するということは、腐食するということです。
五徳を次亜塩素酸ナトリウムにつけると・・・
そのとき、ふとあるお客様のことを思い出しました。
その方は、キッチンの掃除を依頼されました。
そしてガスコンロの五徳を見た時、ある異変に気付いたのです。
五徳が穴だらけで、鍋を置く部分がグラグラとしてました。
ビックリしてお客様に、そのことを聞いてみました。
すると。。
「あーそれね。ネットで調べたら、漂白剤で煮ると五徳の焦げ付きが落ちるって書いてあったので、実際にやってみたらボロボロになっちゃったの」
あー、なるほどー。
そして、このあとこんな質問をしてみました。
「もしかして、塩素系漂白剤を使いましたか?」
「塩素系??キッチンハイターを使ったの」
漂白剤は2種類あります。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2つです。
どうやら、塩素系と酸素系の違いがよくわからないまま、塩素系漂白剤を使ったようでした。
次亜塩素酸ナトリウムの酸化作業は、想像以上に凄まじいものです。
塩素系漂白剤は、長時漬けておくと、金属や繊維を腐食させてしまいます。
みなさんも、くれぐれもご注意下さい。