家の中の花粉症対策には掃除が基本。だけどいきなり掃除機はNG

平成28年度の花粉症患者実態調査によると、都内におけるスギ花粉症有病率は、48.8%と推定されるそうです。

軽微な方も含むと、2人に1人は花粉症のようです。

そんな国民病ともいえる「花粉症」ですが、みなさんどんな対策をとっていますか?

花粉の量を減らすことが最大の花粉症対策

当然ですが、花粉となるべく接触しないようにすることが、最大の花粉症対策となります。

部屋の中に浮遊したり、床に積もった花粉を除去すればいいのです。

一番簡単なのは、掃除機かけですよね。

でも、いきなり掃除機をかけないようにしてください。

なぜなら掃除機をかけると、花粉を舞い上げて、部屋中に拡散してしまうからです。

掃除機をかける前に、床に積もった花粉を舞い上げないように、まずはフローリング用お掃除シートなどで花粉を拭き取ることが重要です。

お掃除シートで、ある程度ふき取った後に、残りの花粉を掃除で吸い取るのです。

ここで、ひとつアドバイスです。

おそうじシートには、ドライタイプとウエットタイプの2種類あります。

花粉対策にはウエットタイプがおすすめです。

ウエットタイプのほうが花粉をよりキャッチしやすいからです。

さらに効果的なのは加湿器!?

床に積もった花粉を除去するには、おそうじシートでふき取った後に掃除機をかけるのが有効であることはお判りいただけたかと思います。

でも花粉は、床に積もっているだけでなく、空気中にも浮遊しています。

空気中に浮遊している花粉を床に落としてから、「お掃除シート→掃除機かけ」すればさらに効果的です。

そのためには、加湿器が有効なんです。

加湿器から出る蒸気が花粉に水分を与えると、重くなり床に落ちやすくなるからです。

なので

加湿器 → お掃除シート → 掃除機かけ

このコンボが一番効果的です。

花粉が浮遊しやすい2月、3月は、空気が乾燥しやすい時期なので乾燥対策と同時に花粉症対策にも利用することが出来るんです。

また加湿器にも、いろんな種類がありますが、おすすめは「スチーム式加湿器」です。

気化式や超音波式にくらべ、蒸気を乾燥したお部屋へパワフルに供給することができるからです。

花粉の侵入経路を見直そう

部屋の中に浮遊したり、床などに積もった花粉の対策についての話をしてきました。

しかし花粉は、外から侵入してくるのです。

なので、外から侵入する花粉対策をしっかりすれば、さらに効果的です。

花粉の侵入経路は、大きく分けて2つあります。

ひとつは、「通気口や窓など換気による侵入してくる花粉」。

もうひとつは「洗濯物や、外衣・頭髪などに付着して家の中に持ち込まれる花粉」。

普通に日常生活を送っているだけで、室内には1日あたり2000万個もの花粉が侵入すると言われているそうです。

窓から侵入してくる花粉には、網戸用の花粉フィルターがおすすめです。

花粉シーズンには、窓を開けないほうがいいのですが、どうしても換気のために窓を開けたいときがありますよね。

そんな時は、網戸に貼るタイプのフィルターが販売されています。

網戸に貼るだけで、網戸の目から侵入する花粉やホコリ、砂ぼこりや虫までシャットアウト。

約80%の花粉の侵入を防ぐことができます。

また通気口からの花粉対策には、こちらがおすすめです。

丸型の通気口には 角型の通気口には

あと外から帰ってくるときに、服や髪の毛に花粉が付着しているので、しっかりと玄関に入る前に花粉を落とすようにしましょう。

「玄関に入る前」が重要です。

玄関に入ってから、花粉を落としても、それは家の中に拡散しているだけです。

玄関前でコートを脱ぐと寒いのですが、少し我慢するようにしましょう。

花粉を落としてから玄関に入ってきてら、「粘着テープ」を使うとさらに効果的です。

粘着テープっていうより「コロコロ」って言えば、分かりやすいでしょうか。

粘着テープでも、こちらの商品をお勧めします。

見てわかるように普通の粘着テープよりも、小型で手に持ちやすいのです。

洋服にコロコロするのであれば、断然使いやすいです。

また小型であるため、持ち運びに優れています。

カバンの中に入れておけば、さっと取り出してすぐに使うことが出来ます。

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