エアコンクリーニングを依頼する際、こんな理由のかたがときどきいます。
「エアコンをつけると喉がイガイガしたり、咳がでる」
この場合エアコン内部にカビが発生しており、運転することによってそのカビが部屋中にまき散らしてしまう。
そしてそのカビを吸うことによって、喉のイガイガや咳がでたりします。
夏型過敏性肺炎とは
家の夏カビ(トリコスポロン)が原因の肺炎の一種です。
トリコスポロンは、腐った木、湿った畳、水周り、エアコン内部、押し入れや下駄箱の中に発生しやすいのです。
上記には、共通点があります。
- 湿度が高い
- 空気の流れが少ない
家の中には、このような条件が揃った場所があります。
夏型過敏性肺炎 5つのチェックポント
- 毎年夏になると咳が長引く
- 旅先だと症状が軽減されたり、出なくなる
- 家の中の水周りや押入れに白カビが生えている
- 部屋の換気をめったにしない
- エアコンからでる風がカビ臭い
該当する項目数が多いと夏型過敏性肺炎かもしれません。
「なんか当てはまる気がする・・・」というかたは呼吸器内科に行き診察を受けては如何でしょうか?
夏型過敏性肺炎を防ぐ3つの方法
夏型過敏性肺炎の原因はトリコスポロンなので、トリコスポロンの発生を防ぐことが夏型過敏性肺炎を防ぐことになります。
- 換気をこまめにして、部屋の中を風通しよくする
- カビが生えないようにこまめに掃除する
- カビを見つけたら、すぐに除去する
換気をするには、2か所の窓を開けるようにしましょう。外に排出する空気(排気)と 家に入る空気(給気)が必要です。1か所だけ窓を開けても換気は十分にされません。
家の中のホコリの中にもカビが存在します。目に見えるカビだけではなく、掃除機きかけも丁寧にしましょう。
カビを取り除いたあとには、アルコールで除菌しカビが再発しないようにすることが大切です。
薬局などで無水エタノールが買えますが、スプレータイプのアルコール除菌剤のほうが便利かと思います。