はじめて台風で被災しました
10月の台風で、自宅の外壁が倒壊してしまいました。。
真夜中に、強風が荒れ狂う中に、「ずしんっ」という鈍い大きな音がしました。
何かなと思い外を覗いてみると、あるはずのガラス張りの外壁がないではありませんか!
2階にいたので、視線を下に移すと、バラバラになった無残な姿になった外壁が視界に飛び込んできました。
一瞬何が起こったのか分からず、呆然としてしていたところ、上の階から「ミシッ、ミシッ」という音が聞こえてきました。
ふと我に返り慌てて3階に上がってみると、ガラス張りの外壁が家側に倒れ掛かっていました!
倒れてしまうと、大きな窓ガラスにあたって割れてしまうのは、容易に想像できました。
そしてベランダに出て、倒れ掛かっている外壁を必死に押さえました。
それから30分後に消防員の方が救援に来てくれたのです。
いままで台風で、こんな大変な思いをしたことがありませんでした。
火災保険で台風による災害が保証される?!
悪夢のような一夜が明けて、枯れ木の片づけをしているときに、ふと思ったことがありました。
「補修工事にいったいいくらかかるのかな?」
すぐに数社から、見積もりを出してもらいました。
だいたい400~600万円の見積もりでした。
「どうしよう。こんなに、お金ないや。。。。どうしよう。。。」
途方に暮れていた時に、数年前に友人から聞いたあることを思い出しました。
その友人の家に、雷が落ちて、テレビや冷蔵庫、パソコンなどすべての家電製品が壊れてしまったそうでした。
「でもね、火災保険で全額、保証が受けられたよ」という話を聞いたのです。
そのときは、「へ~、火災保険って火事だけじゃなくても、保険が適用されるんだ」程度くらいにしか考えていませんでした。
けど今回は他人事ではありません、自分の身に降りかかった災害です。
こそで、さっそく保険会社に電話をしてみることにしました。
保険が適用になるかもしれない・・・・
保険会社の担当の方に、電話をしてみました。
すると今回の台風で、我が家だけでなく多くの家が被災されたようでした。
なので実際に、我が家に来てくれたのでは、1週間くらいあとでした。
「今回の台風での風災は、火災保険が適応されますよ」という言葉を聞いて一安心しました。
「よかった~」と安堵しました。
しかし、「今週中に、専門調査員(保険鑑定人)が来て、保険金を鑑定します」と言ったのです。
火災保険で、今回の外壁の補修工事は保障されそうですが、実際にはどのくらいの金額が保険金として支払わられるのかは、専門調査員の見積もり次第らしいのです。
調査員の方が来る前に、ネットでいろいろと調べてみると、工事代金を全額保険金で支払えた方も入れは、工事代金の一部だけ保険金で賄い、残りの代金は持ち出しで支払ったという方もいました。
なので調査員の方が来るまでは、不安が付きまとっていました。
調査員の査定金額は・・・・
実際に調査員の方が来て、いろいろ調べていきました。
ただ、その場では査定金額は教えてもらえませんでした。
当然と言えば、当然ですよね。
それから2~3日後に、保険会社の担当者の方から電話がありました。
ドキドキしながら、電話を取ると、やはり査定金額の件でした。
「保険金は450万円おりることになりました」
「工事代全額おりて、よかったぁ~。」と思わず口に出てしまいました。
「来週中には、450万円お振込みします」
「えっ、補修工事にかかる費用は400万円ですよ!?」
「かかる費用ではなく、当社が査定した金額の450万円をお支払いします」
「えっ!本当ですか!?」
補修工事にかかる費用が、保険で賄えればいいと考えていたので、それ以上に保険金がでたのは嬉しい?誤算でした。
「えーと、工事が完了してから振り込んでもらえるんじゃなくて、すぐにもらえるんですか?」
「はい。査定金額が出たので、すぐにお支払い出来ます」
てっきり工事完了後に領収書を提出したら、振り込んでもらえると想像していました。
工事には、前金で半額の200万円用意しなければいけないと思い、臨時借り入れの準備をしていました。
でも、すぐに振り込んでいただけたので、お金の問題で悩むことはなかったのです。
しかも差額の50万円が手元に残ったので、外壁が落ちて傷ついた車の修理代までも払うことが出来ました。
今回の被災で思ったこと
数年前に火災保険を契約したのは、保険営業の方のススメでした。
正直言いますと、みずから火災保険に入ろうとは思ってなかったのです。
でも今回の被災で、「ほんとうに、火災保険に入っていてよかったぁ~~~~~~」と実感しています。
もし火災保険に入っていなかったらと思うと、いまでもゾッとします。
近年、台風被害がニュースで取り上げられることが多くなっているように感じます。
台風に備えて、防災グッツや保存食などを準備することも大切です。
でも、その前に「火災保険」にちゃんと入っているかどうか確かめてください。
契約期間が過ぎてしまっているのを、知らなかったという方も多いと聞きます。
また火災保険に入っていない方は、契約することを検討してください。