マンションや団地にお住いの方なら、排水管高圧洗浄と言ったらすぐに頭に思い浮かぶと思います。
1年に1回くらい、マンションの共有部と専用部(住居スペース)全体の排水管を、高圧洗浄機で洗浄してくれる作業の事です。
住居スペースでは、キッチン・浴室・洗面台・洗濯機パンの排水口から、洗浄ホースを排水管奥に送り込み、高圧の水で汚れを洗い流します。
キッチン・浴室・洗面台では、なんら問題なく洗浄できるのですが、洗濯パンの排水口については、ある問題で洗浄できないケースがあるのです。
それは洗濯パンと洗濯機の間に、スキマがないケースです。
このように、スキマがほとんどない場合、排水口に手が届かないのです。
またドラム式洗濯機ともなると非常に重いので、簡単には移動させることが出来ません。
なので洗濯パンと洗濯機との間にスキマが無い場合、排水管洗浄業者は作業してくれません。
ドラム式洗濯機を購入した時、かさ上げ台も同時に設置してもらったのに・・・
都内在住のA子さんは、ドラム式洗濯機を購入して設置する際に、かさ上げ台も同時に設置してもらったそうです。
「かさ上げ台を設置しておけば、物を落としてもすぐ拾えるし、排水口の掃除も出来るので、かさ上げもついでにしときますか?」と言われ、費用もさほど高くなかったので、業者の勧めるままかさ上げしたのです。
A子さんが、入居して半年くらいたった時、「雑排水菅清掃のお知らせ」というチラシが、ポストに入っていました。
来月の週末に、入居者全戸で実施されるようでした。
そして作業日当日、清掃業者がAさんに思いもよらない言葉を言ったのです。
「洗濯機下のスキマが狭いので、洗浄作業は出来ません」
Aさんは、洗濯機をかさ上げしているので、てっきり洗浄作業してもらえるものだと思ってました。
しかし実際には、洗浄作業してもらえませんでした。
洗濯機下に10cmほどのスキマが無いと、洗浄してもらえない
A子さんが、設置してもらったかさ上げ台は高さが6cmのものでした。
洗濯機下のスペースが6cm位だと、手が奥の排水口まで届かないのです。
なので、洗濯機の底上げ台を設置するときは、高さが10cm程度あるものを選ぶようにしましょう。