我が家で使っているパナソニック製のドラム式洗濯機。
最近、頻繁にエラーで運転停止することが多くなりました。
エラーコード:U14
取扱説明書を読んでみると、「洗濯スタートしても洗濯槽内に水がたまっていない(給水できない)状態」をお知らせするエラー表示のようです。
給水エラーの原因とは
原因としては、下記があげられます。
- 給水栓が開いていない
- 水道が凍結している
- 給水フィルターにゴミが詰まっている
- 断水している
でも水栓からは、ちゃんと水も出るし、フィルターにもゴミは詰まってませんでした。
説明書をもう一度よく見てみると、電源を落として再度、運転しなおせば直りそう・・
一度電源を切り、電源プラグを抜いてください。5秒以上待って再度電源プラグを差込み、電源を入れ運転を開始してください。上記を試しても改善がない場合は、点検・修理が必要になります。お買い求めになった販売店に点検をご依頼ください
でも、やっぱり改善されませんでした。
どうやら「給水弁」が怪しそう
給水エラーの原因が不明なので、パナソニックに直接問合せてみました。
いろいろ話をする中で、給水弁の不具合に原因があるらしいということが分かりました。
でも給水弁の交換をするとなると、21,000円程度の修理代がかかる模様です。
使っている洗濯機は、NA-VD200Lという機種です。
この洗濯機を購入してから、すでに7-8年経っているので、そろそろ寿命なんだろうと思います。
そんな、いつ壊れてもおかしくない洗濯機に21,000円かける価値があるのかと迷いました。
そして悩んだ末に出した答えは「ダメもとで自分で直しちゃえ」でした!
給水弁とは?
さっそく、対応する給水弁をネットで取り寄せました。
AXW29A-2160という型番です。
給水弁ってこんな感じなんですね。
水栓から入ってくる水が、3方向に分岐して流れる仕組みのようです。
そして3方向に分岐させるのが、給水弁の役割みたいです。
3方向というのは、下記の用途に使われるのです。
- ドラム内に直接、水道水を送る
- 洗剤ケースの中に水道水を送り、洗剤と一緒にドラム内に送る
- 乾燥のときに、水道水を送り除湿を行うため(水冷除湿方式)
給水弁が、どの方向に水を流すのかを制御しているのです。
まずは分解
給水弁を交換するのは、まずは分解してします。
ネジでとめてあるので、すべて外します。
写真には写っていませんが、両サイドにもネジがありました。
天板を外すと、こんな感じです。
内部の様子が、分かるようになりました。
給水弁にたどり着くには、さらに分解していきます。
ホースやケーブル、ダクトなど外さないといけないので、かなり面倒くさかったのですが、なんとか給水弁を取り外すことが出来ました。
取り外した給水弁と、取り寄せた給水弁、当然ですが同じものです。
あとは新しい給水弁を取り付けて、分解したのと逆に組み立てていくだけです。
給水エラー直りました
組み立てて、恐る恐る電源スイッチを押してみました。
ドキドキしましたが、給水エラーになることもなく、無事に動くようになりました。
給水弁を交換するのにかかったのは、約2時間位です。
試行錯誤しながらの作業だったので、時間はかかりましたが、慣れているメーカーの修理スタッフであれば、数分の一程度の時間で交換できそうです。
メーカーに修理依頼すると21,000円程度かかりますが、自分で交換すれば3,000円程度の部品代だけで済みます。
修理代を抑えてみたいと思う方は、自己責任の上、トライしてみては如何でしょうか?
給水弁交換を終えての感想
初めて、ドラム式洗濯機の洗濯機を分解しました。
分解することによって、ドラム式洗濯機の仕組みが少しわかるようになりました。
また分解する中で、「乾燥ダクトの中の汚れ」「洗剤ケースの中の汚れ」「内層と外層とのスキマの汚れ」などに気付きました。
乾燥ダクトの中は、ホコリでほとんど目詰まり状態。
洗剤ケースの中は、カビだらけだし、洗剤分が固まっていたり。
内層と外層との間のスキマには、衣類の繊維くずが絡まっていたり。
定期的な、分解洗浄が必要だと思うようになりました。